2016-7-8 その他

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いよいよ参院選投票日が近づいてきました!

張り切って投票に行きましょう!!

・・・しかし、まだ投票先を迷っている人がいるかもしれないので、簡単に争点を整理しておきます。

※最初に言っておきますが、筆者は支持政党のない「無党派」です。

今回の参院選の争点はただ一つ「安倍政権を信任するか否か」だけ。

そこで、安倍政権のこれまでの実績とこれからの政策を簡単に紹介したいと思います。

 

憲法改正


安倍総理は参院選公示前、「憲法改正についても参院選でしっかりと訴えていく」と言っていましたが、公示後の遊説では一切封印しているようです。

憲法改正という国の根幹にかかわる大きな問題にもかかわらずです。政治家ならば都合の悪いことに目をつぶらず、堂々と訴えて信を問えばいいのですが。

前回の選挙で、選挙中の遊説では一切触れず選挙後に「違憲」の意見を完全に無視して「安保法案」をゴリ押ししたことを、国民が忘れたとでも思っているのでしょうか?参院選で改憲推進派が3分の2の議席を確保すれば、まず真っ先に進めるでしょう。

ちなみに筆者自身、憲法を議論し、必要に応じた改正を検討することそのものは否定しません。
しかし、自民党主導での憲法改正には反対。なぜなら、自民党の改憲草案の趣旨が、あきらかに「国民主権」から「国家主権」にすり替えようとしているものだから。

つまり、「個人の自由」や「基本的人権」を排除し、「国民は国家に忠誠せよ」という思想の下で作られているのです。

それを証明する動画がこちら
▼▼▼▼▼▼


ちなみに、「緊急事態条項」「イザとなったら国民は黙って総理大臣に従え」というもの。そこに「個人」の意思は関係ない。
実際に戦争が起こるかどうかはまた別の話なので置いておくとしても、少なくとも理論上は「徴兵制」も可能ということになります。

自らの基本的人権が制限され、日本を「国家の思想を無理矢理国民に押し付ける国」にしたければ、ぜひ与党へ投票してください。

少なくとも筆者自身は、日本がそんな国にはなってほしくないですし、また自分は勿論、まだ幼い自分の子どもたちから「基本的人権が奪われる」のは絶対に我慢できません。

なお、「そのまま自民党草案通りにはならない」「公明党が反対する」という意見もあるようですので、一応補足します。安倍首相には「そんなの関係ねぇ」です。安保法案でもそうでした。また、その思想が安倍総理が酔心する日本会議の理想だからです。

 

経済政策


アべノミクスで、金融市場を株高&円安に誘導することで、大企業や輸出企業に大きな利益をもたらせば、中小企業や労働者にもその恩恵がまわる、というトリクルダウンというのを聞いたことがあると思います。

確かに、大企業や輸出企業はボロ儲けしました。しかし、それらの企業の経営者たちは賢いので、その儲けが長期的に続くとは思っちゃいないのです。
だから儲かった企業はせっせと内部留保(要するに貯金)にお金をまわし、残念ながらトリクルダウンは起きませんでした。

しかも現在、英国EU離脱ショックで株安&円高が進み、アベノミクスの金融政策での株高&円安誘導にも限界があるため、今後も厳しいでしょう。

そして、労働者の名目賃金はほんのわずかだけ上がったものの、実質賃金は過去10年で最低。

▼平成22年を100とした場合の実質賃金指数の推移
グラフ①
※厚生労働省毎月勤労統計調査

実質賃金がここまで落ち込んだ原因として、インフレ率の上昇と円安による輸入物価の値上がりなどもあるため、これだけでアベノミクスはマイナスだと言うつもりはないのですが、少なくともこの3年余で金融市場をジャブジャブにし、国民の年金資産までをも株式市場につぎ込みリスクを増やした(年金については後述します)にもかかわらず、庶民にとってほとんど恩恵がないことが問題なのです。

しかも、この実質賃金が下がったことで・・・当然、国内の消費は伸びないどころか下がりまくり。

▼平成22年を100として各家庭の実質消費支出を指数化したもの
グラフ②
※総務省統計局作成「家計の消費支出指数」(総世帯)

これでは景気回復など夢のまた夢。このままアベノミクスを進めたところで、ただただリスクばかりが膨らみ、最終的にそのツケを国民に押し付けられるだけだろうと推測できるのです。

ちなみに本来、経済政策は...

①社会保障を充実させるなどの政策を進めることで、国民の将来的な不安を取り除くことで国内消費者の長期的な購買意欲を上げる

②モノが売れるようになり企業業績が上がる

③結果、株が上がり金融市場も活性化する

この流れを長期的に進めて結果を出さなければならないはずなのだが、アベノミクスは金融緩和に依存し③だけを追い求めた結果、①と②が抜けた歪な経済状況となったのです。

もしかしたら「購買意欲を上げる政策もやっている」という人もいるかもしれないので補足しますが、政府が商品券などいくらバラ撒いたところで、長期的な購買意欲は上がりません。

こんな道をいくら「力強く前へ」推し進めたところで、景気が良くなるとはまったく思えないのは私だけでしょうか?

なお、アベノミクスの総括についてもっと詳しく知りたい人は、こちらもご覧ください⇒ 東洋経済オンライン

 

溶けた年金


金融政策のために安倍政権は、年金資産のポートフォリオ(運用比率)を大幅に変えて、国民の年金資産をこれでもかと株式市場に突っ込んだ。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は運用実績の公表を参院選後にするとしているが、巷では5兆円の損失という試算が公表されている。

この件について注目すべきは5点。

①損失以前に安倍政権の3年間で37.8兆円の収益があったのは事実だが、その収益が上がったのは2013年と2014年の2年間で、要するに運用益が出たときは民主党政権時代と同じポートフォリオだったこと。

②「株の暴落は英国のEU離脱ショックなどが原因だから、安倍政権のせいではない」と言う人を見かけたが・・・GPIFの運用担当者が、「ポートフォリオを変えなければ損失は無かった」と明言している。つまり今回の損失はあきらかに安倍政権の施策が原因。

③「長期的な運用だから短期的な損失について議論するのはおかしい」との声があるが・・・安倍政権の株高は金融政策による一時的なもので、さらに世界一の人口を抱える中国バブルの崩壊もあり、国内の実体経済や人口統計などを鑑みても、損失を補填できるほどの長期的な株価上昇は見込みにくい。
仮にまた金融政策で株価を上昇させたところで、それが一時しのぎにすぎないことは、まさにアベノミクスが証明してくれました。

④そして、株式市場に一度突っ込んだ年金資産は簡単には取り戻せない。なぜなら、金額が大きすぎて、年金資産の株式市場からの引き上げは、株価の暴落を意味するから。

・・・とまあ、取り返しのつかないことをしてくれたものですが、もっとも酷いのが次。

⑤安倍総理はこの件について最近、「年金額が減ることはありえません」と支持者に説明していたそうですが・・・今年の2月に「想定の利益が出ないなら当然支払いに影響する。給付に耐える状況にない場合は、給付で調整するしかない」とも明言している。

安倍総理はその場その場で言う事がコロコロ変わりますね・・・。

ま、どのみち

・年金額を減らす
・受給年齢を引き上げる
・徴収額を増やす

このいずれか、あるいは複数を実行しなければ年金制度自体が持たないとは言われていますが・・・しかし、アベノミクスによって加速する可能性は大きいでしょう。

なお、溶けた年金についてもっと詳しく知りたい人は、こちらもご覧ください⇒ 東洋経済オンライン

 

その他


・防衛(軍事)費に5兆円もつぎ込む割に、なぜか財源が足りないという社会保障や子育て支援問題
・TPP反対を掲げてあっさり裏切ったマニフェスト違反
・いまだに約束が反故にされたままの議員定数削減
・福島原発事故も終息せず、また放射性廃棄物処理の目途も立っていないのに再稼働ありきの原発問題
・なぜか不起訴となったものの、放置されたままの甘利元大臣の説明責任等

などなど、その他いろいろありますが、それらも含め下記のサイトに、国民の「自民党への質問」という形で集積されています。国民の切実な訴えや素朴な疑問等、いろいろございますのでご覧ください。
なお、結局自民党某議員は、この質問にほとんどまともに答えられなかったそうです。

リンク:「自民党へ質問」NAVERまとめ

 

最後に


選挙演説などで、「あの民主党政権時代に戻ってもいいのか」と訴えておられる自民党の方がいるようですが、安心してください。
参院選は、政権選択の選挙ではありません。

つまり、今回仮に野党が勝ったとしても、自民党政権が野党に交代するわけではないのです。

しかしながら、今回の選挙の争点は、冒頭でもお伝えした通り、「安倍政権を信任するか否か」です。

与党が勝てば、ましてや改憲勢力で3分の2を確保すれば、安保法案の時のように改憲最優先で突っ走るでしょう。

しかし野党が勝てば、安倍政権の「やりたい放題」に歯止めがかかります。

「安倍政権をこのまま走らせるのか、それとも一旦ブレーキをかけるのか」をじっくり考えてほしいです!

 

いかがだったでしょうか?
まだ投票先を悩んでおられる人の、判断材料の一つになればと思います。

投票先はあくまでも個人の自由です。
しかし、将来を決める大事なことですから、棄権だけはせずに投票所に足を運んでいただけることを切に願います。

 

また、次のページにこれまで紹介した問題に関する参考リンクを貼りましたので、ご興味のある方は次のページへお進みください。

 

 

 

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